私が買える家はいくら?頭金はいくら必要? 投稿公開日:2021.09.02 投稿カテゴリー:blog / お住い探し / 住宅ローン 私が買える家はいくら?頭金はいくら必要? ——————–【目次】[1]私が買える家はいくら?住宅予算の考え方1.住宅ローンを組む時の費用2.総予算は「頭金+借入金額+諸費用」が上限[2]頭金っていくら必要?1.頭金の平均額(フラット35利用時)2.頭金が多ければ多いほど返済額を少なくできる3.「頭金は2割必要」は嘘!頭金ゼロでも家は買える[3]「頭金が貯まるまで家は買わない」のは危険かも[4]貯金を全額頭金にしてもいい?[5]まとめ——————– ◆個別のご相談はこちら◆ 【無料】来店相談 【無料】電話相談 お住まい探しを始める時、まず気になるのが「自分が買える家はいくらなのか?」ではないでしょうか。お財布の中にいくら入っているか分からなければ買い物はできませんからね。予算を決めるのは大事です。今回の記事では、マイホーム購入時の予算の考え方や頭金の必要性について解説していきます。 [1] 私が買える家はいくら?住宅予算の考え方 予算なしに買い物はできませんよね。マイホーム購入も同じです。自分がいくらの家を買えるのか知ることがお住まい探しの一歩です。 「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」入念に資金計画を立てて借入可能額ギリギリまで借りなければ話は別ですが、「ギリギリまで借りた」場合、家計は圧迫、毎月火の車になる可能性が高くなります。当コラムでは住宅予算について何度か解説しています。これからお住まい探しを始めるのなら、この住宅予算について知識を身に付けておく必要があります。住宅予算とは、「無理なく返せる借入可能額」です。以下の項目を算出したものが住宅予算となります。➀銀行からいくら借り入れができるのか➁支払い希望から計算すると、いくらの物件が妥当なのか(支払い希望予算)銀行が貸してくれるなら無理なく返せるってことでしょ?どうしてわざわざ住宅予算なんて出すの?と不思議に思う方も多いかもしれませんね。ただ、「銀行が貸してくれた額=無理なく返せる額」とは限らないのです。銀行の借入可能額は、あくまで「年収からみた計算上では、このぐらいまでお金を貸せますよ」という数字です。あなたが毎月いくら住宅ローンの返済に充てたいかによって、選ぶべき物件は変わってきます。 総予算は「頭金+借入金額+諸費用」が上限一般的に、マイホームを購入する時の総予算は「頭金+借入金額+諸費用」が上限となります。頭金の有無、用意できるならいくらか、住宅ローンはいくら借りるのか(借入金額)、諸費用はいくらになるのかなどを全て計算した上で、総予算の上限予算は決まります。ポイントとなるのはやはり借入金額です。いくらまで借りられるのかは銀行によって設定が異なりますが、決して限界ギリギリまで借りようとは考えないこと。借りすぎは失敗のもとです。繰り返しになりますが、住宅予算を考える時は「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」をもとに資金計画を立てることが大切です。頭金については、次項から解説します。 [2]頭金っていくら必要? 頭金はいくらあれば良いのか、気になりますよね!ここでは、頭金のアレコレについて解説していきます。 頭金の平均額(フラット35利用時)下記は、住宅ローン(フラット35)を利用したときの頭金の平均額です。 住宅種別頭金の平均額 土地付きの注文住宅450.2万円建売住宅302.0万円中古住宅208.3万円新築マンション705.6万円中古マンション318.1万円 参考:住宅金融支援機構(2017年度フラット35利用者制度)頭金の平均額は物件価格の約1~2割になることが多い様ですが、実際のところ各人の貯金額や、毎月の支出額、住宅種別によって異なります。 次項は、頭金を用意するとどのような効果があるのかシミュレーションしてみましょう。 頭金が多ければ多いほど返済額を少なくできる頭金は多ければ多いほど借入金額を少なくすることができるため、月々の返済額や総返済額を抑えることができます。3,000万円の物件を例に、返済額のシミュレーションをしてみましょう。 頭金頭金ゼロ300万円600万円900万円 借入額3,000万円2,700万円2,400万円2,100万円毎月の返済額9万1855円8万2669円7万3484円6万4298円頭金ゼロとの差-9186円-1万8371円-2万7557円 金利1.5%、35年返済、全期間固定金利型、元利均等返済上図を見て、どのような感想を抱きましたか?確かに頭金を用意すれば返済額を抑える効果はあります。しかし、頭金300万円と600万円用意した時の毎月の返済額の差は9,185円です。これを多いと取るか少ないと取るかは個人差がありそうですが、「たったこれだけ!?」と思った方が多いかもしれませんね。仮に600万円貯めるとして、一体何年かかるのでしょうか。決して頭金を貯めることを否定しているわけではありません。ただ、「頭金を貯めるとかなり返済負担が減る」と思っている方が多いので、あまり頭金を貯めることに固執してもらいたくはないな、と思います。ましてや「頭金は物件価格の2割必要」と思い込んでいる方がいらっしゃるのなら、ちょっと待った!と言いたいです。理由は次項で説明します。 「頭金は2割必要」は嘘!頭金ゼロでも家は買える昔の銀行は、物件価格の8割までしか融資をしませんでした。つまり、8割までしか融資をしない=残りの2割は頭金を払わなければ住宅ローンを組めなかったのです。金融機関の審査も現在よりも厳しく、マイホーム購入のハードルは今よりも高い時代でした。ただ、これは今から29年前も前の話です。最近は頭金ゼロどころか、諸費用も含めてローンに組みこむ「フルローン」利用者も増えています。親世代から「頭金は2割必要」と言われた方も多いかもしれませんが、時代が変われば家の買い方も変わります。頭金はあるに越したことはないですが、「絶対に2割必要!」という時代ではありませんので、頭金を貯めることばかりにこだわりすぎないでくださいね。 ◆個別のご相談はこちら◆ 【無料】電話相談 [3]「頭金が貯まるまで家は買わない」のは危険かも 前項では、「頭金は2割必要」論は時代遅れと説明しました。しかし、「いくらフルローンで買える時代になったからって頭金ゼロはさすがに不安」「頭金がある程度貯まるまで家を買うのは待とう」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。間違いではないと思います。が…「頭金がある程度貯まるまで家を買わない」のは、多少のリスクは伴います。その理由は以下の3つです。1.頭金が貯まるまでに高齢になってしまうたとえば600万円貯めるとして、何年かかるのでしょうか。高齢になると、健康上の不安もでてきます。もし病気になったら、団体信用生命保険(団信)に加入できません。多くの銀行では、住宅ローンを組む時は団信の加入を必須条件にしています。団信に加入できないということは、住宅ローンを組めないということです。そして、高齢になるということは住宅ローンの借入期間も短くなるということです。頭金があることで総返済額は少なくなりますが、月々の返済額が高くて支払いがきつい…という状況も困りますよね。2.現在の住居が賃貸なら、貯めている間も家賃がかかるお住まいの住居が賃貸なら家賃がかかりますし、2年毎に更新料もかかります。分譲なら資産として残りますが、賃貸は家賃を払っても何も残りません。同じ支出をするのなら、住宅ローンの支払いをスタートさせた方が得策の場合もあります。2.頭金を貯めている間に金利が上がってしまう可能性があるここ数年は金利が低く、住宅ローンが組みやすい時代です。今後これ以上金利が下がることは考えにくく、むしろ上がる可能性の方が高いと言われています。たとえば同じ3,000万円の物件を35年返済で住宅ローンを組んだ場合、金利が3%の場合は月々の返済額は11万円、1%だと8万円。同じ物件でも金利が違うと月々の返済額に3万円以上の差が出るのです。上記の理由の他にも、頭金を貯めるまで家を買わないことをおすすめしない理由はありますが…一番言いたいことは、働き盛りの世代に住宅ローンを組んで、毎月無理なく返済することが大切! [4]貯金を全額頭金にしてもいい? 絶対にダメです!貯金をすべて頭金にまわすことはやめてください。最低限の自己資金は必要です。家を買う時は、諸費用がかかります。最低限いくら用意すれば良いのか、下記にまとめましたので参考にしてください。 費用価格の目安 仲介手数料(中古の場合)物件価格の3%+6万+消費税印紙代契約の金額によって異なる売買契約時の手付金物件価格の5~10%(100万円程度かかることが多い)登記費用20万円が相場ローン保証料借入金額の2~3%金融機関融資手数料物件価格の5%前後(3~5万円程)火災保険料10万円~30万円(10年に1回更新)固定資産税所有権の移転日から年末までの固定資産税の日割分を売り主に支払う引っ越し費用15~20万円前後家具購入費用80~150万円程度 この中で、自己資金として残しておくべき費用は、売買契約時の手付金です。少なくても100万円は現金で用意おいてください。手付金が用意できないと売買契約を締結できません。他の諸費用に関しては住宅ローンに組みこむこともできますので、何が何でも現金で用意する必要はありませんが、手付金は売買契約時に現金で必要です。また、万が一の場合に備えてお金を残しておくことも大切です。下記のお金は残しておきましょう。・万が一のときの貯蓄…怪我や病気などに備えるための貯蓄。生活費の3カ月~半年分の金額が目安。・将来のための貯蓄…教育費、車検代、家具家電の買い換え費用などすぐに必要ではなくても、半年後や1年後に必要になる費用は必ず残しておきましょう。 ◆個別のご相談はこちら◆ 【無料】来店相談 【無料】電話相談 [5]まとめ ネットであなたの住宅予算は出せません!いくらの家を買えるのかは分かりません!自分がいくらの家を買えるのか、頭金はいくら用意すれば良いのか、お金の悩みは尽きないですよね。インターネットでいくら調べたところで、答えは出ません。実際に調べてみないことには正確な住宅予算は分からないのです。そして、色々ネットで情報収集するうちに「頭金は〇割必要」だとか「年収〇〇万円なら〇〇万円の物件が買える」という何の根拠もない記事を目にすることでしょう。間違いではないですが、正解でもありません。住宅予算が知りたいのなら、迷わずプロに相談しましょう!一番確実で早道です!ミツバハウジングでは、お客様それぞれに合った、あなただけの住宅予算を算出します。「頭金がないけど、買える物件はあるかな」と不安な方は、ミツバハウジングまでご相談ください。 [この記事を読んだ人は、こんなセミナーに参加しています] おすすめ 「マンションの1階は買わない方がいい」って本当?先入観で優良物件を逃しているかも 2024.09.02 不動産の手付金とは何か? - 家を買う際に知っておくべき重要なポイント 2024.09.20 開催日:10月7日 【無料】『不動産プロ専用サイト』でお住い探し (個別相談) 2024.10.06