建売住宅は低価格が魅力!後悔しないためのポイントは? 投稿公開日:2022.07.10 投稿カテゴリー:blog / お住い探し / 住宅ローン / 税金・制度 建売住宅は低価格が魅力!後悔しないためのポイントは? ——————–【目次】[1]建売住宅の基礎知識1.建売住宅は「土地と建物がセットになった一戸建て」2.建売住宅が低価格の理由は「販売方法」にある3.建売住宅の販売方法は主に3つ[2]建売住宅のメリットデメリット1.建売住宅のメリット2.建売住宅のデメリット[3]建売住宅で後悔しやすいこと[4]後悔しないためのポイント[5]まとめ——————– ◆個別のご相談はこちら◆ 【無料】来店相談 【無料】電話相談 建売住宅は、物件を見つけてから見学、契約、住宅ローンを組めばすぐに入居することができます。スピード感と物件価格の安さが魅力ではあるのですが、その手軽さ故、後悔するポイントも多くあります。注文住宅の場合は土地探しから設計に至るまで時間をかけて家づくりを進めて行くので、過程の中で住宅に対しての知識も身に付きますが、建売住宅はほぼ知識ゼロのまま家探しを始める方が多いので、後悔することがないように注意しなければなりません。そこで今回の記事では、建売住宅の基礎知識や建売住宅で後悔しやすいこと、後悔しないためのポイントについて解説します。 [1]建売住宅の基礎知識 そもそも、建売住宅はどんな住宅なのでしょうか。 建売住宅は「土地と建物がセットになった一戸建て」建売住宅は、完成済みまたは完成予定の建物と土地をセットで販売している住宅です。土地を購入してから家を自分で建てる、注文住宅とは異なります。建売住宅は注文住宅のように間取りやデザインなどの希望は取り入れられませんが、その分価格が安く、入居までの段取りもスピーディーです。建売住宅は、完成済みの建物と土地をセットで販売しているケースが一般的ですが、売買契約時に建物が未完成であっても、建物の完成を予定していて、土地と一緒に販売しているものは建売住宅に分類されます。 建売住宅が低価格の理由は「販売方法」にある建売住宅は、大きな土地を区切って複数の住宅を一気に建てます。一気に建築することにより人件費や建築に必要な資材の費用も抑えられるため、注文住宅よりも低価格で販売できるのです。また、建売住宅は複雑な設計をしません。多くの人が使いやすい一般的な間取りやデザイン、広さで設計されています。されています。同じ区画に同じ景観が並ぶので無個性と言われる方もいらっしゃいますが、建売住宅は洋服で例えると既製品です。注文住宅はオーダーメイドなので個性を出せますが、その分コストがかかります。建売住宅は複雑な設計を採用しないことや流通量の多い資材や設備を使用することで、低価格で販売できるのです。「2020年度フラット35利用者調査」によると、フラット35を利用して建売住宅を購入した方の所要資金の平均は所要資金の平均は3,495万円、注文住宅(土地付き)は4,397万円、建物のみでは3,534万円となっています。さらに地域によって価格差があり、首都圏3,922万円、東海圏3,013万円、その他の地域は2,842万円というデータが出ています。首都圏の場合は、新築マンションの価格よりは低価格ではありますが、他の地域に比べると高価格で販売されています。一駅違うだけでも価格がガラっと変わることもありますので、希望エリアの建売住宅が高い場合は、少しエリアをずらして相場をチェックすることをおすすめします。 建売住宅の販売方法は主に3つ建売住宅の販売方法は、主に以下の3つです。1.建物が未完成の状態で販売する建売住宅の販売方法で一番多い方法です。この販売方法は、購入者が決定する前に建物の設計と建築が始まります。2.建物が完成してから販売する完成物件を販売する方法です。完成済の物件を見てから決めることができるので、購入者にとってはメリットがある方法ですが、売主が「完成してから販売を開始しよう」と計画しているケースは少なく、先に説明した未完成の状態で販売開始していることが多いです。3.買主の希望に応じてプラン変更可能な販売方法建売住宅の概念を覆してしまう方法ではありますが、外壁の素材やクロスなどを希望に応じて変更できる建売住宅もあります。 ◆個別のご相談はこちら◆ 【無料】来店相談 【無料】電話相談 [2]建売住宅のメリットデメリット 建売住宅にはどのようなメリットデメリットがあるのか、注文住宅と比較しながら解説します。 建売住宅のメリット ・注文住宅より低価格 ・土地+建物の合計した価格なので資金計画が立てやすい ・住宅ローンが利用しやすい ・完成済の物件を見て購入を検討できる ・家を建てるための準備や手間がかからない建売住宅は低価格なこと以外にもメリットがあります。お金の面でいうと、土地と建物を合わせた価格が決まっているので価格構成が分かりやすく、資金計画が立てやすいという点、注文住宅よりも住宅ローンが利用しやすいというメリットがあります。土地を購入して注文住宅を建てる場合、「2本立て」や「つなぎ融資」「分割割融資」といったローンの組み方をします。金融機関によっては、建物完成前に住宅ローンを分割実行してくれるところもありますが、通常の住宅ローンよりも審査が厳しくなることもあります。建売住宅の場合は、物件と土地とセットで住宅の審査がなされるため、融資の手続きもスムーズに行うことができます。その他、完成済の住宅を見て購入を検討できる点や、注文住宅のように家を建てるための準備や手間がかからないという点も大きなメリットですね。 建売住宅のデメリット ・建築過程を見ることができない ・購入者の意向は取り入れてもらえない ・同じような外観が並ぶため、没個性になりやすいデメリットは、価格以外のことが挙げられます。完成済物件の場合、建築過程を見ることができないですし、土地の状態を確認することもできません。また、注文住宅のように間取りや設備などの変更も自由にできない点や同じような外観が並ぶので、没個性になりやすい点が気になる方も多いかもしれません。 [3]建売住宅で後悔しやすいこと 建売住宅の購入で後悔しやすいのは、どのようなことなのでしょうか。建売住宅で後悔しやすいこと ・間取りが使いづらい、収納が少ない ・日当たりや断熱性、気密性が悪い ・防音性に欠けている ・没個性で、家に愛着がわかないありがちなのが、間取りや収納、日当たりや立地など、実際に生活してみないと分からない不満が後から出て来ること。すべての条件をクリアした100%満足できる家は存在しないですが、未完成物件の場合、完成するまではその物件のことを隅々まで知ることはできないので、「想像していたのとは違う!」といった不満や後悔が生まれやすいのかもしれません。購入を急いで他の物件と比較することも大切ですし、自分の生活スタイルにあった間取りなのかも考え、土地についても調べられることはすべて調べた上で購入を決めましょう。 [4]後悔しないためのポイント 最後に、建売住宅で後悔しないためのポイントを解説します。ポイント1:建物ばかりではなく周辺環境も重視する建物のクオリティにばかり注視しがちですが、周辺環境に問題がないかしっかりチェックしましょう。現地に見学に行ったときに、チェックするべきポイントは以下のとおりです。【生活に必要な施設は揃っているか?】・買い物:スーパー、コンビニ、ドラッグストア、商店街・医療施設:病院、薬局・公共施設:銀行、郵便局、役所、学校、保育園、塾【交通環境に不便はないか?】・公共交通機関:最寄り駅までの距離、電車やバスの本数、始発・終電時間・道路状況:幹線道路までの距離、渋滞状況、自宅前の道路状況など【治安は良いか?】近隣に治安が心配になる施設(パチンコ店、ゲームセンター、風俗店など)がないか、暴力団が集まる場所、ひったくりや泥棒など頻繁に起こる場所ではないかチェックする(町の掲示板に「ひったくり注意」などの注意書きがある地域、電柱などに「痴漢に注意」などの看板がある場合は治安が良くない可能性が高いので要注意)物件を見学する時は不動産会社が車で送迎することが多いので、必ず自分の足で最寄り駅から現地まで実際に歩いてチェックしてみてください。その際は、なるべく時間帯を変えて見に行くことをおすすめします。なぜなら、同じ住宅でも、朝見るのと夜見るのとでは、全く違うからです。道路に面している家の場合、夜は交通量が多い場合もありますし、時間帯を変えれば近隣住民の様子も分かります。ポイント2:優先順位をピックアップしておく建売住宅は設計が決まっているので、間取りや収納スペース、日当たりなどは選べません。「商品の中から希望に近いものを選ぶ」ことになります。厳しいことを申し上げますと、自分好みの家にしたいのなら土地を探して注文住宅を建てるのが一番です。建売住宅がよい、ということであれば自分の中で優先順位を決めておくとよいでしょう。ただ、あまり条件が多くても決断できなくなってしまうので、多くても3つまでです。駅からの距離なのか、広さなのか、2階建てがよいのか、庭や駐車スペースは必要か不要か、挙げればキリがないですが、どうしても譲れない条件を整理してみてください。ポイント3:どこまでが物件価格に含まれているのか確認しておく建売住宅は、土地+建物の価格なので価格構成が分かりやすいですが、不動産会社によっては、外構工事の費用や網戸、エアコンスリーブなどの設置などは物件価格に含まれておらず、オプションとして費用を追加請求されることがあります。どこまでが物件価格に入るのか、価格構成を必ず確認しておきましょう。ポイント4:引渡し前の内覧会(立ち合い)について引き渡し前まで契約が進んだ後の話にはなりますが、大切なことですのでお伝えします。内覧会でチェックするべきポイントは、主に下記の3つです。1.図面通りに仕上がっているか2.施工の精度に不具合はないか?3.ドアや窓、収納の扉などの開閉はスムーズか?もし不具合が見つかり修繕となった場合、引き渡しまでに対応してもらわなければならないので、内覧会の日程は余裕をもって引き渡し日の10日以上前にしておくと安心です。 [5]まとめ 今回の記事は、建売住宅で後悔しやすいことや後悔しないためのポイントを解説しましたがいかがでしたか?建売住宅は価格構成が分かりやすく、注文住宅よりも低価格で入居までがスピィーディー、良いこと尽くめの住宅です。人気のエリアに建つ物件は未完成の状態でも即完売してしまうので、今回の記事を参考に、早めのリサーチをしておいてくださいね。 来店相談の詳細・予約はこちら クリック↓↓↓ おすすめ 仮審査通過後の本審査で落ちる理由とその対策 2024.09.09 住宅ローンって誰でも借りられる?いくら借りられる? 2021.09.25 住宅ローンの金利によって返済額はどう変わるのか 2021.10.07