コロナ禍の今、「一戸建てVSマンション」どっちが正解? 投稿公開日:2021.11.24 投稿カテゴリー:blog / お住い探し / 住宅ローン / 税金・制度 コロナ禍の今、「一戸建てVSマンション」どっちが正解? ——————–【目次】[1]一戸建てのメリットデメリット1.一戸建てのメリット2.一戸建てのデメリット[2]マンションのメリットデメリット1.マンションのメリット2.マンションのデメリット[3]「一戸建てVSマンション」いろいろな角度から比較!1.固定資産税が高いのはどっち?2.ランニングコストがかかるのはどっち?3.資産価値が高いor落ちにくいのはどっち?[4]まとめ——————– ◆個別のご相談はこちら◆ 【無料】来店相談 【無料】電話相談 一戸建てとマンション、どちらを買うか迷った時、「一戸建ての方が広いから」「マンションの方が駅から近いから」と単純な理由で選ぶ方はおそらく少ないでしょう。価格、広さ、利便性、資産価値、何を優先するかによって向き不向きの判定も自ずと変わってきます。さらに今は、新型コロナウイルスの影響もあります。コロナ禍の今、一戸建てとマンションどちらが正解なのか、考えてみましょう。 [1]一戸建てのメリットデメリット 一戸建てのメリットデメリットをまずはチェックしていきましょう.。 一戸建てのメリット一戸建てのメリット・マンションより住居が広い場合が多い・土地も建物も自分の資産になる・敷地内に駐車場がある・庭や外まわりも自由に活用できる・管理費・修繕費・駐車場代がかからない・ペットの飼育・リフォームなど自由にできる一戸建ての大きな特徴として、マンションよりも住居が広いことが多い点がメリットとして挙げられます。たとえば、一戸建ての場合は建物面積80m2以上、間取りも3~4LDKの物件が主流ですが、マンションは60m2~70m2台の3LDKの物件が多いです。そのため、家族数が多い方や広い家が欲しい方には一戸建てが向いています。次に大きなメリットとしては、土地も建物も自分の資産になることです。マンションは、複数の人が土地を分け合って所有するため、すべて自分の資産にはなりません。そのため、マンションのように「何か決める時は所有者の一定数以上の合意が必要!」ということもなく、土地も建物も自分の好きなように使えます。ペットの飼育・リフォームなど自由です。自由度が高い点も一戸建ての魅力ですね。 一戸建てのデメリット一戸建のデメリット・最寄り駅まで遠い物件が多い・高齢になると階段が負担になる可能性がある・侵入経路が多いため、防犯面に不安がある・将来的にリフォーム代や修繕費などのまとまった費用が必要・耐用年数がマンションよりも短い(木造の一戸建ての場合22年) 広い物件が多い点は大きなメリットですが、その反面、駅から遠い物件も多く存在します。駅周辺はほとんどマンションですからね。どうしても駅近がいい!ということであれば、一戸建てよりもマンションの方が物件の選択肢は多く持てます。そして、家の広さが仇になることもあります。若いうちは良いのですが、高齢になると家の中の階段や広さが負担になる可能性があります。ただ、将来的に階段昇降機を設置する方法もありますから、今現在足腰に問題があるわけでなければ、さほど気にしなくても良い問題かなと個人的には思います。その他、将来的に必要になるリフォーム代や修繕費、日頃の庭や庭木、家周辺の掃除など、手間とお金がかかる点もデメリットと感じる方も多いかもしれません。 [2]マンションのメリットデメリット 次に、マンションのメリットデメリットです。 マンションのメリットマンションのメリット・駅近の物件が多く、利便性が高い・共用部分の掃除や管理は管理会社がやってくれる・セキュリティ面が優れている・建物の強度や耐震性に優れている・ワンフロアなので移動が楽、掃除がしやすい・耐用年数が一戸建てよりも長い(47年)マンションは駅近の物件が多いため、利便性を重視する方にはおすすめです。また、セキュリティ面も強化している物件が多い点も安心ですね。安心といえば、マンションは鉄筋コンクリート造のため、耐火性と耐久性に優れているため、一戸建てと比べて台風や地震による損壊、火災による延焼のリスクが少ないという点もメリットのひとつです。マンション派の方の多くは「とにかくラク!」とおっしゃいます。共用部分の掃除や管理は管理会社がやってくれますし、ワンフロアなので掃除もしやすい。高齢になっても負担が少なそうですね。 マンションのデメリットマンションのデメリット・上下左右の住戸に対して、生活音に対する配慮が必要・一戸建てよりも住居が狭い・管理費、修繕積立金がかかる・駐車場を利用するならそのコストもかかる・ペットの飼育、共有部分の利用に制限がある・管理や修繕などを決める時、所有者の一定数以上の合意が必要近年の最新マンションでは防音効果のある構造の物件もありますが、それでも一戸建てに比べて住居の距離が近い構造ですから、上下左右の住戸に対して、生活音には配慮が必要です。また、ペットの飼育や共有部分の利用に制限がある場合が多いので、自由さを求める方にはマンションは息苦しく感じるかもしれません。次に挙げるデメリットとしては、管理費、修繕積立金、駐車場を借りるのならその費用もかかること。管理費や修繕積立金を払っているからこそ手間がかからないメリットを得られるのですが、一戸建てにはない支出が毎月かかるという点が気になる方も多い様です。 ◆個別のご相談はこちら◆ 【無料】電話相談 [3]「一戸建てVSマンション」いろいろな角度から比較! ここまでざっと一戸建てとマンションのメリットデメリットを説明してきましたが、この項目では「ランキングコスト」、「資産価値」で比較をしてみたいと思います。 固定資産税が高いのはどっち?一戸建てとマンションでは、固定資産税の評価額の割合が異なります。マンションは敷地面積を戸数で割った数が土地の所有区分となります。敷地面積を戸数で割るマンションは、一戸あたりの土地の所有割合が低いため、建物の価値で資産価値を判断されます。一戸建てとマンション、それぞれの築年数が同じ場合、建物の耐用年数はマンションが戸建ての約2倍長く設定されている為、建物の価値が減る減価償却期間が長くなり、結果的に戸建てよりマンションの方が固定資産税の高い状態が続きます。 一戸建て土地の評価額比率(多)・建物評価額比率(少)・固定資産税が安い マンション土地の評価額比率(少)・建物評価額比率(多)・固定資産税が高い ここでひとつ注意していただきたいのは、「固定資産税が高い=資産価値が高い」とは限らないということ。建物としての耐用年数はマンションのほうが長いので、固定資産税は一戸建てよりも高くなる傾向がありますが、建物の価値がゼロになってからは、マンションと一戸建ての資産価値が逆転する可能性があります。一戸建ては、資産価値の下がるスピードは速いですが、建物が古くなっても土地の資産価値は残るので、長期的な資産価値は一戸建てのほうが高いといえるかもしれません。 ランニングコストがかかるのはどっち?まずは、一戸建てとマンションの生涯コスト(30年間)を比べてみましょう。物件の条件・建物面積:150㎡・新築時の評価価格(一戸建ては土地含む):5,000万 コスト項目一戸建てマンション 管理費なし540万円修繕積立金なし(自分で貯めておく必要がある)200万円駐車場代なし600万円税金300万円200万円火災保険80万円60万円 マンションの管理費や修繕積立金を除いて、一戸建てでもマンションでも継続してかかる費用は以下の3つです。1.家の修繕費用2.固定資産税などの税金3.火災保険や団体信用生命保険この中で、一戸建てとマンションで費用差が出るのが家の修繕費用です。一般的に、一戸建ては築20年を経過した頃から、屋根や外壁などの修繕が必要になるといわれています。修繕工事は何百万もの高額な費用が必要になることが多いので、あらかじめ貯蓄をしておかなければなりません。一方、マンションの場合は、共用部分の修繕なら毎月支払っている修繕積立金が工事費用に充てられます。しかし、何もメンテナンスをしなくても良いかというと、それは間違いです。マンションの修繕を行ってくれるのはあくまでも共有部分。家の中のメンテナンスは自分で行わなければなりません。一戸建てと同様に、キッチンやお風呂などのメンテナンスは将来的に必要です。一戸建て購入する時点で、将来的にかかるメンテナンス費用を貯蓄する覚悟は必要になりますが、それはマンションも同じことです。 資産価値が高いor落ちにくいのはどっち?不動産の資産価値は、土地と建物の両方の合計で計算されます。建物は経年劣化によって資産価値が目減りしていきますが、土地は古くなっても劣化はしないため、資産価値が大きく変わることはありません。敷地面積を戸数で割るマンションは、一戸あたりの土地の所有割合が低いため、建物の価値で資産価値を算出されます。建物としての耐用年数はマンションのほうが長いですが、長期的な資産価値は一戸建てのほうが高いとも言われています。ただ、コロナ禍でリモートワークが増えた今、通勤に便利な駅近のマンションを選ぶ人はやや減少傾向にあります。おそらく、電車に乗って出社する必要性が薄れ、今までお住まい探しで優先されていた「駅近」「利便性」の優先順位が下がっているのでしょう。そういった理由から郊外に建っている一戸建ての人気も高まっています。単純に売りやすさだけで資産価値を感がるのであれば、先述したとおり、駅近のマンションはいつの時代でも人気は落ちないので、一戸建てよりも買い手はつきやすい(売れるまでスピィーディー)傾向がありますが、結局のところ、不動産の資産価値は世情や需要によっても変化する部分もあるので、資産価値を比べるのは難しいところです。 ◆個別のご相談はこちら◆ 【無料】来店相談 【無料】電話相談 [4]まとめ 時代背景よりも、自分のライフスタイルで住まいを選びましょう。「コロナ禍の今、一戸建てとマンションどちらを選ぶべきか」という記事も最近多く見かけますが、できれば時代背景よりも、自分が住まい求めているものや、ライフスタイルや価値観に合わせて選ぶことをおすすめします。ただ、新型コロナウイルスの影響によってリモートワークが増えたという方や、完全に在宅の仕事に切り替えたという方なら、駅近のマンションではなく、落ち着いた住宅街にある一戸建てという選択もアリですし、物件価格が高いエリアを外して、郊外に家を持つという方も増えているようです。コロナ禍だから…というよりも、今の自分のライフスタイルには一戸建てとマンション、どちらが向いているのか考えて選んでくださいね。 来店相談の詳細・予約はこちら クリック↓↓↓ おすすめ 家賃10万以上払うのは無駄?家を買った方がいい? 2022.06.14 『新築建売住宅』に入居するまでの流れと注意点 2022.02.04 固定資産税って何?軽減措置の条件は? 2022.07.18