住宅ローンはどこで借りられる?種類や金利の選び方も知りたい!

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住宅ローンはどこで借りられる?種類や金利の選び方も知りたい!

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家を購入する時は、現金一括で購入する方を除いて、住宅ローンを使う方が一般的です。しかし、『住宅ローンのことは難しくてよく分からない』『自分にピッタリな住宅ローンが分からない』という方がほとんど。

住宅ローンは長ければ35年も続きます。選択によっては毎月の返済額も大きく変わってきますので、物件探し以上に慎重に選んでいただきたいです。

そこで今回の記事では、住宅ローンの種類や金利の選び方、返済方法について説明したいと思います。

[1] 住宅ローンはどこに借りに行けばいい?

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住宅ローンといえば、銀行で借りるイメージが強いですが、モデルルームや不動産会社に出向けば住宅ローンを斡旋してもらえます。また、最近ではインターネットで手続きが出来るネット銀行も人気です。

銀行で住宅ローンを申し込む場合は、今まで利用したことがない銀行でも問題ありません。優遇金利(店頭金利から一定幅で金利を引き下げるサービス)を適用する場合に、給与振込口座や公共料金の引き落とし口座に指定される条件を設けていることもありますが、今まで利用したことがない銀行だからといって住宅ローンを断られるということはないのでご安心ください。

銀行以外で住宅ローンを申し込む場合は、モデルルームや不動産会社に行って相談をしましょう。提携ローンを斡旋してくれる場合もありますし、「自営業なら〇〇銀行が審査に通りやすい」など、その人に合った住宅ローンを紹介してもらえます。事前審査などの手続きや銀行とのやり取りも代行してもらえるので、一番おすすめの方法です。

最後に、ご紹介するのがネット銀行です。金利が安く、インターネットで手続きができる手軽さで最近人気がありますが、年収や職業形態などの審査が厳しいことが多いので注意が必要です。また、審査はネットからではなく郵送で行うため、他の住宅ローンに比べて審査の結果が出るまで時間がかかる傾向があります。

[2]住宅ローンの種類

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住宅ローンは大きく分けて「公的ローン」、「民間ローン」、そして「フラット35」の3つに分けられます。それぞれの特徴をみていきましょう。

公的ローン

公的ローンには、「財形住宅融資」「自治体融資」「フラット35」の3種類があります。(フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して扱っている住宅ローンです。公的融資・民間融資のどちらとも言い難いのですが、今回は公的ローンとして説明します)

財形住宅融資
ネット銀行なみに安い金利で住宅ローンを組めることがあります。ただ、利用するには一定の条件を満たす必要があります。

条件1財形貯蓄している人 ・一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄のいずれかを1年以上継続している ・申込日前2年以内に財形貯蓄の預け入れをしている ・申込日における財形貯蓄の残高が50万円以上ある
条件2年収と借入額の条件が合う人 ・年収に占めるすべての借り入れ(住宅ローン、マイカーローン、クレジットカードなど)の年間合計返済額の割合(※総返済負担率基準)が以下の基準を満たしている

※総返済負担率

年収400万未満…30%以下
年収400万以上…35%以下

・自治体融資
都道府県、特別区・市町村などが住民支援・勤労者支援の一環として実施している融資です。自治体が直接お金を貸す場合や、民間の金融機関と提携して利子分を補填する場合などがあり、金利や借入れ条件などは各自治体によって異なります。

・フラット35
フラット35は、審査基準が民間ローンよりも比較的緩めで、年収による制限もありません。自営業の方が多く利用している住宅ローンです。申込み窓口は、都市銀行や地方銀行をはじめ、信用金庫や信託銀行など様々です。民間ローンとの大きな違いは、固定金利しか選べないこと。民間ローンは変動金利型、固定金利型、期間選択型から選択できることが多いですが、フラット35の場合は固定金利しか選べません。

民間ローン

民間ローンは「民間融資」「提携融資」「社内融資」の3種類あります。

 ・民間融資
メガバンクなどの銀行、信用金庫、住宅ローン専門会社、保険会社といった民間企業が融資する民間ローンです。金利や審査基準はそれぞれ異なります。

・提携融資(提携ローン)
不動産会社が金融機関と提携し、融資する住宅ローンです。引き渡し日などのスケジュールの管理がききやすい点がメリットですが、金利が特別安いというわけでもなく、希望する金利や借入期間が選択できない場合があります。

 ・社内融資
会社が福利厚生の一環として社員に提供している住宅ローンです。審査基準が比較的ゆるやかなことが多いですが、退職した際に借りたお金を一括返済しなければならない点はデメリットとして挙げられます。

[3]公的ローンと民間ローンの違いのまとめ

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前項では公的ローンと民間ローンについて説明しました。分かりやすくそれぞれの違いを表にまとめましたので参考にしてください。

公的ローン民間ローン
審査比較的ゆるい比較的厳しい
勤続年数規定なし2〜3年以上
年収規定なし200〜400万円以上
ローンの取引履歴民間ほど重視しない (直近3ヶ月の間に延滞があると不可) 非常に重視する (過去2年間に2回以上の延滞があると不可)
選択金利全期間固定(フラット35) 期間選択型固定金利(財形住宅融資) 変動金利、全期間固定金利、期間選択型固定金利、 ミックス型
借入限度額フラット35:8,000万円/財形住宅融資:4,000万円 最大1億円
年齢制限66歳(財形住宅融資)/70歳(フラット35) 65歳
団信の加入任意加入
物件の技術基準の審査ありなし

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[4]住宅ローンの金利

次に、住宅ローンの金利について解説します。メリットデメリットは何なのか、どのような方に向いているのかみていきましょう。

変動金利型

変動金利型は、借入期間中に金利が変動するタイプ住宅ローンです。一般的には、半年ごとに金利が見直され、5年ごとに返済額に反映されます。

メリット・固定金利よりも金利が低い ・金利が上昇しなければ固定金利よりも返済額は少ない
デメリット・金利上昇のリスクがある ・金利が上昇すれば、返済額が高くなる
向いている人・金利の動向をこまめに確認できる人 ・返済期間が短い、借入金額が少ない人 ・金利が上昇して返済額が増えても経済的に余裕がある人

全期間固定金利型

全期間固定金利型は、完済まで金利が変わりません。ただし、変動金利型よりも金利が高めに設定されていることが多いです。

メリット・返済額が変わらないので将来のライフプランがたてやすい ・金利が変わらない安心感がある
デメリット・変動金利よりも金利が高い ・今後、金利が低くなれば変動金利よりも返済額が多くなる
向いている人・安定した資金計画を立てたい人 ・今後、教育費などで支出が多い人

固定期間選択型

3年、5年、10年など固定金利の期間が決まっていて、期間終了後に適用金利を選択します。期間中は金利が固定されているので返済額は一定です。

メリット・固定期間中は毎月返済額が増えない安心感がある ・固定期間経過後に金利が下がっていれば、低い金利を享受できる
デメリット・固定する期間が長くなればなるほど、金利は高くなる ・固定期間経過後に金利が上がっていた場合、返済額が増える
向いている人・教育費がかかる一定時期だけ返済額を安定させたい人 ・車のローンなど、返済が重なる時期だけ返済額を抑えたい人

[5]住宅ローンの返済方式

住宅ローンの返済方法には「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。名前が似ているし、難しそう…という方も多いことでしょう。できるだけ分かりやすく説明したいと思います。

まず、元利均等返済と元金均等返済の違いをざっくり説明すると…

内容毎月の返済額
元利均等返済元金と利息の合計が均等になる返済方法。返済額は一定。
元金均等返済毎月かかる元金の返済額を一定にする返済方法。返済が進むにつれて毎月の返済額が減っていく。

均等返済は、毎月の返済額が一定になる様、元金と利息の合計が均等になるように調整されます。

一方、元均等返済は元金を毎月均等にする返済方法です。返済がスタートした時は元金が多く残っているため返済額が多めになりますが、返済が進むにつれて毎月の返済額が減っていきます。

どちらが多く選ばれているかというと、元利均等返済です。元金均等返済は取り扱いがない銀行もあります。銀行やモデルルームや不動産会社で資金計画を立てる際には、元利均等返済を使われることが一般的です。

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選択のポイント

元利均等返済に向いているのは、返済額を抑えながら一定額返済していきたい人。毎月の返済額が一定なので、家計の計算もしやすいですね。

元金均等返済に向いているのは、早めにローン残高を減らして、将来的に返済負担を軽減したい人です。

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選択によっては毎月の返済額が大きく変わってきますので、慎重にご検討ください。

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[6]ネット銀行ってどうなの?

ネット銀行は金利が安く、窓口に行かなくても手続きが出来るので、最近人気ですが、メリットばかりではなくデメリットもあるので注意が必要です。

ネット銀行のメリットデメリット

メリット・店舗を少なくしてコストを削減している分、一般的な住宅ローンよりも金利が低い ・保証料や繰り上げ返済の手数料が無料のことが多い ・窓口に行かなくても手続きが可能
デメリット・モデルルームや不動産会社の斡旋を受けられない場合はほとんどなので、自分で手続きを行う必要がある ・事務手数料が高額な銀行もある ・審査はネットではなく郵送の場合が多い ・一般的な住宅ローンよりも審査に時間がかかる ・借地権、市街化調整区域の物件には使えないなどの制限を設けている銀行もある

ネット銀行の最大のメリットは金利の安さ、窓口に行かなくても良い手軽さ。上手に活用できれば便利な住宅ローンです。今後ますます人気が出るかもしれませんね。

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選択のポイント

ネット銀行に向いている人
・平日は忙しくて銀行に行く余裕がない人
・できるだけ低い金利で住宅ローンを組みたい人
・こまめに繰り上げ返済をしたい人
・返済額の試算を自分でできる人
・自分で手続きをすることが苦にならない人

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[7]まとめ

ピッタリな選択は人それぞれ。いろいろ試算しながら住宅ローンを選びましょう!

今回の記事では、住宅ローンの種類や返済方法、金利の選び方について解説しました。ただ、これはあくまでも目安です。人によってピッタリな住宅ローンは違います。たとえ同じ年収や年齢であっても、住宅ローンに充てられる金額や年数は変わってくるからです。

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