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ネット銀行のメリットデメリットは?手続きの流れと必要書類も解説

ネット銀行のメリットデメリットは?手続きの流れと必要書類も解説

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住宅ローンを選ぶ際、金利が低いネット銀行を利用するか迷っている方も多いでしょう。この記事では、ネット銀行を利用する場合のそれぞれのメリットデメリットを解説します。また、ネット銀行の手続きの流れや必要な書類についても詳しく説明しますので、参考にしてください。

ネット銀行のメリット

まずは、ネット銀行のメリットから説明します。

金利が低い

ネット銀行の住宅ローンは、他のメガバンクや地方銀行と比べて、低金利が大きな魅力です。その秘密は、店舗の運営コストがかからないことや、窓口での対面相談が不要なため、スタッフの人件費も削減できるから。その分、コストを抑えたネット銀行は、住宅ローン金利を下げることができるのです。

2024年4月1日時点での主なネット銀行、メガバンクの金利(変動金利型・新規借入の場合)は以下のようになります。

PayPay銀行    0.315%
auじぶん銀行  0.319%
住信SBIネット銀行   0.325%
りそな銀行    0.340%
埼玉りそな銀行0.340%
ソニー銀行    0.397%
楽天銀行      0.55%
イオン銀行    0.38%
三井住友銀行  0.475%
みずほ銀行    0.375%
三菱UFJ銀行  0.475%

2024年4月1日時点での主要なネット銀行とメガバンクの金利を見ると、どの銀行も1%を切っています。メガバンクであるみずほ銀行なども「ネット専用ローン」を提供し、低金利を実現しています。数年前はネット銀行が明らかに安かったですが、近年はメガバンクも低金利を提供しており、競争が激しくなっています。

来店が不要

従来の銀行では、口座開設や手続きには支店への足を運ぶ必要がありましたが、ネット銀行では住宅ローンの申し込みから契約までがオンラインで可能です。

パソコンやスマートフォンで手軽に申し込みができ、仮審査もオンラインで行えます。本審査に進む際には、必要書類を用意して郵送する必要がありますが、ネット上でのやりとりは24時間可能なため、銀行窓口の営業時間に合わせる必要がありません。

さらに、対象地域が全国(一部離島を除く)というのも大きなメリットです。仕事で忙しい方や、銀行が近くにないという方も利用しやすいでしょう。

ランニングコストが安い

ネット銀行のメリットのふたつめは、団信保険料や保証料、繰上返済手数料などのランニングコストが安いことです。

特に繰り上げ返済手数料の無料化は、従来型の銀行でも進んでいますが、ネット銀行では保証料無料のケースも多く見られます。たとえば、PayPay銀行ではWeb受付での一部繰上げ返済手数料や金利タイプ変更手数料、保証料が無料です。ソニー銀行も、変動金利型から固定金利型への金利タイプ変更手数料が無料です。

団体信用生命保険料も、多くのネット銀行では金利に含まれていることが一般的です。さらに、保証料もほとんどのネット銀行が徴収していません。繰上返済手数料についても、無料にしている銀行が多く、繰上返済が容易に行える環境が整っています。このように、ネット銀行はランニングコストが抑えられ、繰り上げ返済がしやすいという特筆すべきメリットがあります。

事前審査の結果が早い

メガバンクなどの住宅ローン事前審査には通常、数日から2週間ほどの回答期間が必要です。

しかし、ネット銀行ではウェブ上での契約が可能なため、事前審査の結果が平均1日で通知されることが一般的です。このスピードは、オンライン上でのデータ処理や自動化された審査システムにより、効率的に審査が行われるからです。急な物件の購入やローンの利用を検討している方にとっては、このスピードは大きな魅力となります。

ネット銀行のデメリット

続いて、ネット銀行のデメリットを説明します。

対面で相談できない

ネット銀行は、店舗や窓口を持たないことでコストを削減し、低金利を提供できます。しかし、対面で相談ができない点をデメリットと感じる方もいます。

このデメリットを解消する方法は2つ。ひとつは、電話相談の対応をしているネット銀行を選ぶことです。たとえば、SBI新生銀行では、「新生パワーコール」という住宅ローン専用の電話相談窓口を設けています。ここでは、知識豊富な専門スタッフが相談に乗ってくれるため、電話で不安を解消しながら借り入れを決めることができます。また、auじぶん銀行でも、「auじぶん銀行住宅ローンセンター」が土日祝日を問わず電話相談を受け付けています。

ふたつめは、対面相談に対応しているネット銀行を選ぶことです。以下に対面相談に対応しているネット銀行をまとめましたので参考にしてください。

イオン銀行:149店舗+オンライン相談可
auじぶん銀行:10店舗+オンライン相談可
SBI新生銀行: 31店舗+オンライン相談可
住信SBIネット銀行:44店舗(フラット35専門店を除く)
ソニー銀行:3店舗+オンライン相談可(その他提携金融機関での相談も可能)
楽天銀行:0店舗+オンライン相談可

※最新の情報は各金融機関にご確認ください。

事務手数料が高い場合がある

ネット銀行の住宅ローンには保証料無料のメリットがありますが、一方で注意が必要です。事務手数料が高額に設定されている場合があります。

保証料が無料でも、一律で数十万円の事務手数料がかかるケースもあります。そのため、イニシャルコストが従来型の銀行と変わらない可能性があります。借り入れる際の諸費用の合計額を申し込む前に確認することが重要です。

審査が厳しい面がある

ネット銀行は対面での手続きがない分、審査が厳しくなることに注意が必要です。
たとえば、ソニー銀行では融資を受けるためには前年度の年収(自営業の場合は申告所得)が400万円以上である必要があります。一方、従来型の銀行では収入の安定性が重視されますが、年収が400万円未満でも年間返済額の割合が基準内であれば融資を受けることが可能です。そのため、年収によっては従来型の銀行では借りられるが、ネット銀行では借りられないというケースもあります。

審査のポイントは各銀行によって異なりますが、自己資金率、勤続年数、雇用形態、旧耐震不可などが挙げられます。さらに、過去に支払いの延滞などがある場合は、信用情報に傷がついてしまい、審査に通らない可能性が高くなります。

つなぎ融資に対応していないことがある

注文住宅の建築中の支払いには大きな負担がかかります。完成前に必要な土地代や着工金、工事途中の中間金などを一時的に借り入れるのが「つなぎ融資」です。ただし、ネット銀行ではつなぎ融資に対応していないケースが多く、これがデメリットとなります。

たとえば、楽天銀行は「つなぎローン」という名前でつなぎ融資を提供しています。しかし、auじぶん銀行やソニー銀行は独自のつなぎ融資を行っておらず、その代わりに、提携金融機関のつなぎ融資を紹介しています。

つなぎ融資に対するネット銀行の対応は様々ですので、建築資金を借りる前に十分な確認が必要です。

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ネット銀行の手続きの流れと必要書類

この章では、ネット銀行の手続きの流れと必要書類を説明します。

手続きの流れ

ネット銀行から住宅ローンを借りる場合、手続きのほとんどをパソコンやスマートフォンなどのweb上で行うことになります。流れは以下のとおりです。

1:事前審査(仮審査)

パソコンやスマートフォンから事前審査を申し込みます。事前審査完了後、結果をネットで確認します。

2:本審査
本審査と団体信用生命保険の申し込みを行います。必要書類を提出します(郵送、ネット上にアップロードなど)。本審査完了後、結果をネットで確認します。

3:口座を開設する
申込先の銀行に口座を持っていない場合、口座を開設します。

4:契約
不動産会社に連絡し、借り入れ日の調整を行います。契約書の作成を銀行に依頼します。契約内容を確認し、契約を行います(電子契約、郵送)。

5:司法書士と面談
司法書士と面談し、本人確認や必要書類の授受、登記書類への署名・捺印、登記関連費用の確認などを行います。

6:借入
融資実行や登記手続きを行います。

必要書類

事前審査と本審査の際には、それぞれ下記のような書類が必要です。ただし、ネット銀行や物件、住宅ローン商品によって必要書類は異なりますので、各銀行のホームページで確認してください。

 
【事前審査】
前年度の年収がわかる資料(源泉徴収票など)
勤務先に関する資料(資本金や住所などがわかるもの)

 
【本審査】
本人確認書類:住民票の写し、健康保険証、運転免許証など

収入関係書類:源泉徴収票、住民税決定通知書または住民税課税証明書、給与明細、確定申告書、納税証明書など

 
物件関係書類
マンションの場合:売買契約書、重要事項説明書、登記事項証明書、物件広告(チラシ)など

一戸建ての場合:売買契約書、重要事項説明書、請負契約書・工事見積書、登記事項証明書、間取図等の図面、建築確認申請書一式、検査済書、物件広告など

その他:健康診断結果証明書、他に返済がある場合は返済予定表

住宅ローンは自分で探す方がよい?

不動産会社で進められる「提携ローン」を選ぶか、自分で金利が低いネット銀行探すか迷われている方もいらっしゃるかと思います。自分で住宅ローンを選ぶ最大の理由は、金利の安さです。できるだけ安い金利を選びたいというお気持ちは理解できます。

しかし、自分で住宅ローンを選ぶ場合、自分で計画的に進めていかねばならないプレッシャーがあります。事前審査をいつまでに済ませるか、どの書類を用意すればいいか、家の契約の進行状況から計算して進める必要があります。

「ネット銀行はすべてweb上で手続きが完了するので多忙な方に向いている」という見方もできますが、計画を立てることが苦手な方には不向きな面もあります。提携ローンなら、面倒な書類作成や手続きなども不動産会社に丸投げできます。ネット銀行ほどのスピード感はなくても、審査にかかる日数も比較的早いことも多く、家の契約に合わせて不動産会社がサポートしてくれるので、多忙な方はネット銀行よりも提携ローンの方が適している場合もあります。

まとめ

ネット銀行は低金利で人気がありますが、事務手数料が高い・審査が厳しいなどのデメリットがあります。Web上で手続きが完了するので手間がかからないイメージもありますが、自分で家の契約に合わせてスケジュール調整をする必要もあります。金利の低さだけで判断せず、今回ご紹介したデメリットもあわせてご検討ください。