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vol. 3『夫婦で見つけた私たちのベスト』

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vol. 3

『 夫婦で見つけた私たちのベスト 』

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横浜市泉区 A様

プロローグ

泉区のとある閑静な住宅街。このエリアをとても気に入ったA様ご夫婦は、週末になると自転車に乗って周辺を隈なく徹底リサーチをした末に、当時まだ販売前である土地の形さえ決まっていなかったこちらの分譲地を見つけたと言います。

「もうそろそろだよね」(A様)。

40歳を過ぎたあたりから夫婦の間で何度となくマイホームについての話題があがっていた。今年で45歳になった主人。住宅ローンを組むならもうそろそろだよねってマイホーム購入に積極的な主人に対して、子供も小学校や幼稚園に慣れていることに加えて「賃貸なら会社から家賃補助が出るしなあ」と、私はいまひとつ乗り気になれずにいた。

そんな頃、たまたま私の実家近くのK駅の話題になり、調べてみると主人の通勤にとても便利なことがわかった。昔から『通勤の楽さ』を譲れない条件としていた主人にはK駅はとても魅力的で、私も「実家近くのこのエリアなら家を買ってもいいな」と前向きな気持ちになった。それまでマイホームについては主人と私でなかなか意見が合わなかったので、夫婦共に気に入ったこのK駅についてはなんだかとてもワクワクした気持ちになった。こうしてK駅エリアに絞って私たちのマイホーム探しが本格的にスタートしたのだった。

 それからというものポータルサイトで物件を探しては、週末夫婦で自転車を走らせ物件を見に行くのが日常となり、その週末もいつものように主人と自転車を走らせK駅近くの物件を見に行くと、現地見学会をしていた齊藤さんと出逢った。

「お話をするのが単純にとても楽しかった」(A様)。

物件見学中、終始ニコニコと明るく話しかけてくれる齊藤さんに対し、すぐ買わされてしまうのではないかという警戒心から「こっちはまだ探すモードだし」と、私たちは少しそっけないような態度をとった。しかし私たちの話に「そうですよね」「わかります」と熱心に話を聞いてくれる齊藤さん。気が付けば夫婦の夢や希望を色々と語っていた。帰り際、「まずはご収入に対して、いくらのローンを組むことができるのか、資金計画を立ててみませんか?」と提案をしてくれて、ローンについては年齢的にも不安があったので、とりあえずお願いをしてみることにした。  

後日、ミツバハウジングの店舗に行くと、「先日はありがとうございました!本日もご来店どうもありがとうございます!」と齊藤さんがこの前と同じ明るい笑顔で出迎えてくれた。先日の話を基に資金計画について色々と調べて準備をしてくれていて、資料をひとつひとつ、詳しく丁寧に説明をしてくれた。話をしてみると、齊藤さんとは学年は違えど幼稚園・小学校・高校まで全部一緒だったことが判明し、お互いの実家も近く、益々親近感を抱くのと同時に、齊藤さんとマイホームについてお話をするのが単純にとても楽しかった。

実はこの日、私たち夫婦もそれぞれの要望を紙に書き出して齊藤さんに渡そうと用意をしていた。希望をあれもこれもと詰め込んで「こんな物件があったらご連絡下さい」と押し付ける感じで渡したが、そんな無茶振りにも「全力で探します!」と齊藤さんは前向きに受け止めてくれた。

「やっぱりマイホームは齊藤さんから買いたいね」(A様)。

その後別の不動産会社に話を聞きに行った時の事。物件的には良かったものの、金額が少し予算より高い。その事を担当者に伝えると、手の平を返したように「ではこちらの物件はいかがですか」とすぐさま別の物件を勧めてきた。私達はあくまでもその物件を気に入って悩んでいるのに、そんな私達の気持ちにお構いなしに「では次」と事を進めていく姿勢にどうしても納得がいかなかった。マイホームは私達家族の生活の基盤となる場所。いわば家族の人生がかかった大切な買い物なのだ。予算が合わなければ仕方のないことかもしれないが、あまりに淡々とした態度に、この営業の方とは考え方が根本的に違うと悟り、さーっと気持ちが冷めていった。隣にいた主人も「もういいよ、やめよう」と静かに言う。帰り道、熱心に話を聞いてくれた齊藤さんの姿を思い出し、「やっぱりマイホームは齊藤さんから買いたいね」と主人も私も納得した想いだった。

「ここなんか掘り起こしてるけど、何?」(A様)。

そんな頃だった。毎週のようにK駅エリアを自転車で走っていた私たちは、通りがかったとある場所から今まであった木が無くなり、すっかり更地になっている事に気が付いた。「ここなんか掘り起こしてるけど、何?」と気になってネットで調べたが、何も情報は出てこない。齊藤さんに電話をするとすぐに調べてくれて、開発が決まったばかりの分譲予定地であることがわかった。駅と実家からそれぞれちょうど歩いて10分の距離で、小学校も中学校も近い。場所的にベストであると直観的に感じ、「ここでしょ!」と夫婦の意見がぴたりと合った奇跡の場所だった。土地の形もまだ決まっていないような状況だったが、齊藤さんに「どうしてもここが欲しいです」と強くお願いをし、齊藤さんが売主さんと交渉をして下さることになった。

「あの電話は今でも絶対に忘れられない」(A様)。

 それから実際に購入できるようになるまでは半年くらいの時間がかかった。その間齊藤さんは売主の不動産会社と密に連絡を取り合い、せっかく見つけたその土地を私達が確実に買えるようにと下準備を進め、都度状況を知らせてくれた。そして、、「Aさん!決まりましたー!!!」と売主さんとの最後の交渉に行った齊藤さんから電話をもらった。誰かに取られてしまわないか、本当に買えるのかどうか不安な中、半年近く待ちに待った末にもらったあの電話は今でも絶対に忘れられない。本当に本当に嬉しかった。

購入したこの物件は、間取りや仕様を自分たちで決められる『フリープラン』の物件で、玄関先のたっぷりの収納や、主人にいたっては家中にインターネットケーブルを走らせたり、コンセントは床から何センチの位置、、など実にこだわり抜いて希望の詰まったマイホームをゼロからつくりあげていった。もともと建売りの物件を探していた私たちにとって、まるで注文住宅のように色々と決めることができたのは嬉しいおまけだった。

そして、、見つけた時は土地の形さえまだ定まっていなかったような状態の土地が、何棟か立ち並ぶきれいな住宅地となった。引越し後、同時期に越してきたお隣のご家族に挨拶に出向くと「どうやってこの土地を探されたのですか?私達が申込みをした時はもう購入済となっていて、出たばかりの物件だったので随分早くに売れてしまうんだなぁと驚いたんです」と。これには主人も私も「いやー、実は自転車で探しまして、、」と思わず笑った。こうして私たちのマイホーム探しは幕を閉じた。

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これからマイホームを買われる方へ「夫婦の意見をそろえよう」(A様)。

 マイホーム探しを通してエリアや相場についてとても詳しくなり、住宅を購入した今でも時々ポータルサイトを覗いて最新の状況を確認してしまうというA様。これからお住まい探しをされる方へのアドバイスは「夫婦の意見をそろえよう」とのこと。夫婦で意見が合わず進まなかった家探しの転機となったのは、夫婦の意見が合ったことだったと振り返ります。A様、貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。