「建売住宅」と「注文住宅」を徹底比較!

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建売住宅の手頃感は魅力的だし、注文住宅で自分好みの家を建てるのも捨てがたい。そんな悩みをお持ちの方も多いことでしょう。

この記事では、建売住宅と注文住宅の特徴やメリットデメリット、「建築条件付土地」「条件なしの土地」で注文住宅を建てる場合のメリットデメリットについて解説しています。

どこよりも分かりやすく説明していますので、きっとこの記事を読んだ後は建売住宅か注文住宅、どちらにするか決めることができますよ。

[1]建売住宅のメリットデメリット

まずは、建売住宅のメリットデメリットからみていきましょう。

建売住宅のメリットは以下のとおりです。

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建売住宅のメリット

・注文住宅より物件価格が安い
・契約から入居までのスピードが早い
・土地と建物を合計した価格表示なので資産計画が立てやすい
・グレードが高い建売住宅も存在する
・完成済の物件を見て検討できる

建売住宅のデメリット

・建築過程を見ることができない
・自由度が低く、没個性になる

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建売住宅の大きなメリットは、注文住宅に比べて物件価格が安いことと、契約から入居までがスピィーディーなこと!

建売住宅の価格が注文住宅よりも安い理由は、大きな土地を区切って複数の住宅を一気に建築するため、人件費や材料の費用も抑えられるからです。グレードが低いから安いという認識をお持ちの方が多いかもしれませんが、土地代や人件費を抑えた分、グレードが高い建売住宅も多く存在します。

居までの期間もスピーディー点も嬉しいですよね。注文住宅の場合は、土地探しから設計、建築と段取りが多く、「家を買いたい!」と思った時から(お住まい探しをスタートさせてから)入居できるまでには最低でも1年前後の時間が必要です。その点、建売住宅は入居までの段取りが少なく明確ですので、入居したい時期が決まっていれば逆算してお住まい探しをしやすいのです。

一方で、建売住宅は注文住宅のように建築過程を見ることができないため、家が完成する過程をゼロからこの目で確認しないと安心できない、という方にはデメリットになるかもしれません。

また、注文住宅のように自由に設計ができないため、家づくりの自由度は低くなります。外観が似た住宅が同区画に並ぶので、没個性と感じる方も多い様です。

[2]注文住宅のメリットデメリット

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続いて、注文住宅のメリットデメリットをご紹介します。

建売住宅のメリットは以下のとおりです。

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注文住宅のメリット

・自由に設計ができる
・こだわりのない部分はコストダウンできる
・ゼロから建築工程を確認できるので安心感がある

注文住宅のデメリット

・こだわりすぎると費用が高くなる
・注文住宅の知識が必要
・入居までの期間が長い

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ゼロから家づくりができること。注文住宅のメリットはこれにつきます。価格が高いのですから、当然といえば当然ですね。間取りや素材選びなどはもちろん、注文住宅は買う人の理想をもとに家づくりができます。たとえば「映画が好きだから家の中にミニシアターを作ってほしい」「猫が出入りできる小さなドアを作ってほしい」「ボルダリングできる壁を作ってほしい」など、あなたのイメージや理想をすべて形にできるのです。考えただけでワクワクしますね。

ただ、現実的な話になりますが、設計にこだわればこだわるほど価格は高くなります。そして時間もかかります。完成まで2年以上かかったという方も珍しくありません。

グレードを抑えればコストダウンできる点も注文住宅のメリットですが、そのためには注文住宅の知識を身に付けておかなければなりません。知識がなければ何をオーダーして何をカットすれば良いのか判断がつきませんから、家を建てる何年も前から勉強が必要です。建売住宅に比べて入居までに時間がかかる、という理由はこういった事前準備も必要だからなのです。

[3]注文住宅はなぜあんなに高いの?

建売住宅に比べて注文住宅の価格はとても高額ですよね。それはなぜなのでしょうか。

注文住宅が建売住宅に比べて価格が高い理由として、工期が長いという点が挙げられます。建売住宅は人件費を抑えるため、複数の住宅の建築を一気にできますが、注文住宅は買主と何回も打ち合わせをして、理想の家に仕上げていきます。その結果、工期が長くなり人件費もかさむので価格が高くなってしまいます。

注文住宅は服で例えるならオーダーメイド。建売住宅は既製品です。素材やデザインをこだわればこだわるほど金額は高くなります。自分好みの家づくりができることが注文住宅の魅力ですが、予算を抑えたい方は工期を意識して進めてみてくださいね。

[4]「建築条件付土地」「条件なしの土地」で注文住宅を建てる場合

注文住宅を建てるための土地を探している際に「建築条件付土地」「条件なしの土地」という物件を見かけたことはありませんか。ここでは、それぞれの特徴やメリットデメリットを説明したいと思います。

建築条件付土地と条件なしの土地の特徴

それぞれの特徴は以下のとおりです。

建築条件付土地とは

「指定された建築会社で、一定期間内に建てるお家の間取りを確定する」ことを条件にした土地です。建築条件付土地は売ってから家を建てるため、「売り建て住宅」と呼ばれることもあります。

条件なしの土地とは

文字通り家を建てる上で条件が設けられていない土地のことです。建築会社の指定もないため、自分の好きな建築会社を選んで家を建てることができます。

建築条件付土地のメリットデメリット

建築条件付土地のメリット

・条件なしの土地と比較して割安の場合がある
・間取りが自由なことが多い(ある程度決められている場合もある)

家をセット売りすることで利益を上乗せすることができる建築条件付土地は、条件なしの土地と比較して価格が安い傾向があります。内外装は、標準仕様の中から選ぶ形がほとんどですが、間取りの希望は自由であることが多く、「セミオーダー住宅」と考えていただくとイメージしやすいかもしれませんね。

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建築条件付土地のデメリット

・建築会社を自由に選べない
・一定期間内で間取りなどを決めなければならない

建築条件付土地は、建築できる家の内容もある程度決まっています。何から何まで自由に決められる注文住宅とは異なり、特殊な希望(地下室を作って欲しいなど)は対応してもらえない可能性があります。

また、建築条件付土地は建築会社が自由に選べない点と、一定期間内で間取りなどを決めなければならない点にも注意が必要です。土地の契約から3ヵ月以内に設計~間取り確定をするように指定があります。(3ヵ月が経過した場合は契約が白紙になり返金されます)

条件なしの土地のメリットデメリット

条件なしの土地のメリット

・建築会社を選べる
・間取りや内外装などもすべて自分の好きなように選べる
・時間をかけて家づくりができる

条件なしの土地は、とにかく自由です。お気に入りの建築会社がある方や、間取りやデザインにこだわりたい方は、条件なしの土地を購入し、注文住宅を建てるのがおすすめです。建築条件付土地だと土地の契約から3ヵ月以内に設計~間取り確定をするように指定がありますが、条件なしの土地の場合は時間的制限がありません。好きなだけ時間をかけてプランニングできます。

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条件なしの土地のデメリット

・条件付きの土地より、少し割高になる
・すべて自分で決めて動かなければいけない(労力がかかる)

「条件なしの土地」は、売り手が「土地の売買だけで十分な利益を出したい」という考えがあるため、同エリアの同等の「建築条件付土地」より価格が高い場合が多い傾向があります。

また、好きなだけ時間をかけて家づくりができる点はメリットではありますが、こだわりすぎるとプランがまとまるまで時間がかかる可能性があります。

[5]建売住宅と注文住宅、どちらが向いている?

それぞれの住宅にはどのような人が向いているのでしょうか?

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建売住宅に向いている人

・費用を抑えて住宅を購入したい方
・実際の住宅を見てから購入したい方
・時間や手間を省きたい方

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注文住宅に向いている人

・家づくりに強い理想やこだわりがある方
・時間と資金に余裕がある方
・金額よりも住宅のデザインや工法などを重視したい方

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家づくりの自由度の高さは

条件なしの土地(注文住宅)>建築条件付土地(注文住宅)>建売住宅 です。

早く家が欲しい、なるべく価格を抑えたいという方は建売住宅。注文住宅を建てるほどの強いこだわりはないけれど、建売住宅もちょっとつまらない…という方は建築条件付土地で注文住宅を建てるのがおすすめです。

そして、お願いしたい建築会社がある方や、間取りやデザインにこだわりたい方は条件なしの土地を購入し、自分好みの家を建てるのがベスト。その場合は、ある程度の時間とお金がかかることを覚悟しておいた方が良いでしょう。

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[6]まとめ

それぞれのメリットデメリットを比較し、自分に向いている住宅を選びましょう。

イチから作る注文住宅と、完成済の家を購入する建売住宅。それぞれメリットデメリットがあることがお分かりいただけましたでしょうか。大きなポイントとなるのは、やはり時間と費用です。建売住宅は入居するまでがスピィーディーですが、注文住宅は1~2年ほどみていただく覚悟が必要です。もちろん、お金もかかります。

「建売住宅VS注文住宅」は「新築VS中古」のように、どちらが有利であるかという観点では比べることができません。自分にどの程度の時間とお金の余裕があるのか、住宅にどれだけのこだわりをもちたいのかが判断材料となります。建売住宅も注文住宅も、それぞれに魅力がありますので、自分たちにはどちらが合っているのかじっくりとご検討ください。

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