vol. 2『猫と僕とのお家探し』 投稿公開日:2021.09.01 投稿カテゴリー:report vol. 2 『 猫と僕とのお家探し 』 横浜市瀬谷区 かのう様 転職を機にお家探しを始めた『かのう様』。最初は賃貸物件を探していたそうだが、最終的にリノベーション済の中古戸建を購入された。購入の背景には、賃貸と比べて月々の支払いを抑えつつもマイホームが「買える」という気付きがあったからだという。そこには二人三脚で物件探しを手伝ってくれた、ある営業マンとの出会いがあった。 「月々の支払いを少しでも抑えられるなら、と」(かのう様)。 一緒に暮らしている猫の『ちゃちゃまる』と引越しをするため、新しい職場近くで賃貸物件を探していた。今度は車通勤になるから、「職場近く、猫OK、駐車場付」というのが僕の条件なのだが、いざ探してみると思っていたより家賃が高かった。「はぁ」とため息をつく僕を、不思議そうに見つめるちゃちゃまる。新しい仕事が始まるまでに引越したい気持ちはあるものの予想以上の家賃の高さに、ただなんとなく賃貸物件情報を眺める日々が続いていた。 『そういえば』と、この前家を買ったという友達の話を思い出し、相談がてら電話をかけてみた。現状を話すと、「賃貸もいいけど、もう転勤がないなら買ってもいいんじゃない?」という一言が返ってきた。その友達によると、月々の支払いは賃貸の時よりも安くなったという。購入なんて考えてもいなかったけど、月々の支払いを少しでも抑えられるならと、友達がお世話になったという楠本さんにひとまず会ってみることにした。 「家買うのもアリかも」(かのう様)。 「いらっしゃいませ、お待ちしておりました!」約束の日。友達の付き添いのもとミツバハウジングのお店に行くと、楠本さんが明るい笑顔で出迎えてくれた。普段、スーツを着た営業マンと話す機会なんてほとんどないから、少し緊張していた。 希望や条件を少し伝えると、「通勤時間は最大何分まで許容範囲ですか」「お持ちの車の大きさはどのくらいですか」「今後ペットが増える予定はありますか」と僕の漠然とした説明に対して、次々と質問を投げる楠本さん。聞かれた質問にひとつひとつ答えていくと、あっという間に僕のなんとなくの希望が、より細かく、明確に見えるようになっていた。やっぱりプロ。さすがだなあ…と感心した。 家の希望がはっきりしたところで、気になるのは月々の支払いだった。今住んでいるのは1ルームの賃貸だし、何千万もの買い物をして毎月の支払いがいくらになるかなんて全然見当がつかなかった。 楠本さんが「ご希望の条件の物件ですと相場はだいたい●●円くらいなので、ローンの金利にもよりますけど、月々のお支払いはざっとこのくらいですね」と電卓をたたいた。思っていたよりも支払い金額は低くて「あっ、こんなんもんなんだ」と驚きと同時にほっとした。続けて「お支払いをもっと抑えたければ、中古戸建という選択肢もあります。中古と言ってもリフォームされている物件なんかは、中も綺麗でおススメですよ」と教えてくれた。「家買うのもアリかも」そんな気がした瞬間だった。 「そこでの暮らしがよりリアルに」(かのう様)。 購入に関してはそれでもまだ半信半疑ではあったが、とりあえず条件に合いそうな物件を楠本さんと一緒に見に行ってみることになった。初めて見る戸建ての内見は新鮮で楽しい。今住んでいるマンションより何倍も広い家。明るいリビングに、2階へ上がる階段。ちゃちゃまるの走り回る姿が自然と目に浮かんだ。 ちょうど転職前の有休消化中で時間もある。気が付くと物件探しに夢中になっていた。気になる物件が見つかる度に楠本さんに連絡。おそらくお休みであろう日でもすぐに返事をくれて、そんな熱意が嬉しかった。物件を見ていくにつれて、だんだんと自分の好みや物件の良し悪しなどもわかるようになってきた。 そんな頃友達から「物件を見る時には、必ず周辺もチェックした方がいいよ」と、アドバイスをもらった。そういえばいつも物件まで車で連れていってもらっていたし、その車内では色々と話をしていたから、周りの様子は全然見ていなかったな、とはっとした。 実際に物件の周辺を歩いてみると、駅まで急な坂や階段があったりと、色々な発見があった。駅から15分と書いてあっても、体感的にはもっとかかるなあと思ったり、そこでの「暮らし」がよりリアルに見えた。 「あの物件はもうなくなっちゃいましたって」(かのう様)。 楠本さんからは「良い物件があったら、なくなってしまう前に早めにご決断をして下さい」と言われていたものの、元から優柔普段な僕はやっぱりなかなか決められずにいた。楠本さんに何度も相談。通勤時間が気になると話をしたら、僕の実際の通勤に合わせて、朝6時に車で走り交通状況を確認してくれたりもした。 そんな楠本さんの協力もあって、ようやく2件まで物件を絞ることができた。ひとつは新築戸建。もうひとつは新築より少し安い、リフォームされた中古戸建。ひとまずもう一度物件を見に行きたいと思い楠本さんに電話をかけた。すると「あの新築の物件。確認したらもう売れちゃってました」と。話には聞いていたけど、本当に売れてしまうんだ。せっかく選んだ物件だったのに…「じゃあ、あの中古物件はどうですか」と聞くと「そちらはまだあるようです」と楠本さん。今度は売れてしまう前にちゃんと決めようと思い、お申込みをお願いした。 「出窓越しにちゃちゃまるがお出迎え。それを見て幸せだなあって」(かのう様)。 賃貸から始まった家探しはリノベーション済の中古戸建の購入という形で幕を閉じた。契約、引き渡しも無事に終わった。中古ではあるがリフォームのお陰で、新築のように綺麗で、家賃を払っても自分のものにならない賃貸と違って、月々の支払いをしていくことでやがては自分の資産になる感覚が嬉しかった。綺麗で広いキッチンのお陰で、今まであまりやってこなかった料理にも挑戦するようになった。 ちゃちゃまるはと言うと、新しい家に最初は少し戸惑っている様子だったけど、今ではすっかり慣れたようだ。特にリビングの出窓が大のお気に入り。仕事から帰ってくると出窓越しにちゃちゃまるがお出迎え。それを見て幸せだなあって思いながら、ちゃちゃまるが待つ家のドアをがっちゃと開けた。 これからマイホームを買われる方へ「周辺チェックは大切です」(かのう様)。 実は新しいお家に引っ越した後、かのう様にはもうひとつ嬉しい出来事が。猫のモカちゃんが新しく家族の仲間入りをしたのだ。ちゃちゃまるともすぐに仲良くなって、今では2匹一緒に出窓で日向ぼっこをしているという。かのう様に、これからお家探しをする方に向けて一言アドバイスをお聞ききすると、「周辺チェックは大切ですね」と。かのう様この度はインタビューありがとうございました。末永くお幸せに。 おすすめ vol. 1『最悪の出会いのその先に』 2021.08.01 vol. 3『夫婦で見つけた私たちのベスト』 2021.10.01